プロ

 好きなことを見つけ、道を極めて食べていくのは誰もが憧れる。

この世の中にはいろいろなプロがあるが、自立できるインカム、家族を養えるインカムを得られるとなると一握りだろう。

 

 私も仕事を持つ身としてプロなんだろうがことスポーツや音楽など身につけた技術で食べていくことは、思いもよらなかったし挑戦もしていない。

プロ野球 Jリーグ Vリーグ あるいは演奏家のコンサート 画家の個展・・ 

 

 プレーや作品のすばらしさとともに、ちょっぴり自分も一肌脱いでみたかった!と血がたぎることがある。

コンサートを聴いていて血がたぎるとはどういう神経か?

 

 子どもの頃だけれど、雑誌の特集で「憧れの職業男子編」がありパイロット、指揮者、プロ野球の監督があがっていたと記憶している。

どれも魅力的だ。大学で2年間吹奏楽団の指揮をした身とすれば私の一押しは指揮者だ。よし、この道を極めよう!とはならなかったがプロの

指揮者として世界中を飛び回る自分を想像するのは楽しい。

 

 人生を切り拓く源泉は夢だ。夢を思い描けないところに道はできない。何も立たない。クラス担任をしていて時々子どもたちに「夢」を聞いた。

 無理だけどね・・と前置きはあったがたくさん話をしてくれた。それを聞いたらノートにメモして年賀状に「夢」と書いて顔写真にイラストをつけて何年間か送ったことがある。

 プロのピアニストになった子の10歳の夢はお医者さん、落語家のお嫁さんになった子の夢はアナウンサー、野球選手、サッカー選手、みんな夢を叶えたろうか?怪獣と言って譲らなかった3人はどうしているだろう??

 

 夢の通りにならなくても良い。思い描いた人生と違っても良い。プロとはそういう人たちの夢や人生を代わって実現してくれた人たちだ。自分の姿に夢を重ねる人たちがいる。だからこそがんばってほしい。