共通テスト2023

 共通テストが終わった。テストに向かう人たちも、準備をする人たちも緊張の2日間だったろう。お疲れ様でした!何度か??共通テストを受けたものとしては勉強の仕方も二次試験とは違う独特のスタイルだし、ひとまず終わったとホッとする気持ちの方が大きかった。今も変わらないだろう。自己採点して一問一問の出来に一喜一憂し精神的にはタフになる。神が舞い降りた!と喜ぶ人もいれば、その逆の人もいるに違いない。でも勝負は最後までわからない。

 

 ここ何年か、どこどこの会場で1分早く終わってしまったとか始まりが遅れたとか報道される。それでも追試権の対象になるようだから、受け直すかどうかまた難しい判断だ。終わってしまいたい気持ち、やり直したい気持ちが交錯する。乏しい??経験だが、やはり試験には手応えというものがあって、手応えがあれば受かる。その手応えは当の本人にしかわからない。厳密な試験実施は、全国学力学習状況調査も同じだ。前の日から泊まり込む管理職もいると聞いて驚いた。それにしても近年の問題はよく練られている。断片の知識だけでは解けない、いくつかの知識を関連づけて考える力が試される。大学入試も全国調査も同じだ。

 

 最近言われなくなったPISAのランキングなど、どこでどういうふうに切り取って評価しているのかわからないが、どうして話題にならないのだろう?十分に力が発揮できなかった人も、広く世界を見つめ直してみれば大学は日本のものばかりではない。素晴らしい発想で起業した大学生と何人か出会ってきたが、エンジニアとして生きていくことと大学卒業は必ずしもイコールではなく中退している人もいた。そういう生き方も選べるのだ。

 

 落ち込んでいる人ほど、広く世界を見渡してもう一度未来について考えるチャンスかもしれない。前を向こう。