採用前研修

 何と今から採用前研修が始まった。OJTがあたりまえの教師の世界、異例だ。でも追随する市町が今後出てくるだろう。見方を変えて採用予定者さんはどうなのだろう。研修の内容や質にもよるが、テレビのインタビューでは前向きだった。優等生のお答えだ。8割程度が参加されたようだ。そうだろう。そんな時に欠席というのは余程の事情があるに違いない。日本人は同調圧力の強い国だ。

 

 振り返ると、採用前は大学生活最後の時間を友人と楽しんだり、スキーに行ったりしてたかな。確か採用前研修は短いけれどあったように思うが、そんなことを忘れて旅行に行っていて慌てて引き返したこともある。だいたいかの市の平成○年組という伝説の年度があり、夏に行われた新任研修で場所が○○島だったこともあって、水着や浮き輪持参、スリッパ履き短パン姿の新人たちは集合場所で一喝され出直したという話を聞いた。その人たちが研修の講師なのだから世の中わからないものだ。破天荒な人も魅力的だ。教師としてのHOW TOも大切だけれど、いかに自分の魅力を自分で引き出すか、プロデュースするかが勝負なのではないか。

 

 だから新人の皆さん。教えられたことが全てと思わないで、これさえやれば安心と思わないでどんどん自分磨きをしてください。今はまだ民間人。アルバイトもできるしお金も稼げるのだから。4月になれば「やめたくてもやめられない苦しみ」にいつか喘ぐことになるかもしれない。そうならないように願い、応援するけれど負けない自分を創ってください。そして子どもたちに幸せ光線を浴びせてあげてほしい。言葉で言ってはいけない

 

 いけない。生意気が過ぎた。自分がまだ追い求めている境地だ。