虐待事案:なんとまあ

 呆れ果ててものも言えない。責任のなすり合い、あまりにカッコ悪いところを見せつけられた。〇〇市ってそういうところなの?と現場を想像できる我々も思ってしまう。

 

 市長が会見するのはあたりまえとして、説明がよくない。自らの責任(処分)を最後に言及する、これが逆だ。情報が上がらなかった組織風土を改善できていない、いや問題とすら捉えられていなかったことは行政トップの責任で重い。

 こういう時ブレーンはいないのだろうか?HPを探ったら謝罪の仕方はいくつも出ている時代だ。自分は幸いそういう場面はなかったけれど、記者会見シミュレーションは、私たちですらだいぶ行った。市長が単独で謝る姿は、この人も見捨てられているか、恐るべき専制君主:裸の王様かどちらかだ。

 

 いじめも躾も逮捕される時代。自分の子どもたちも預けていたけれど、まったく安心して預けられたよな・・・と呑気に思い出している。当時の先生方には感謝だ安心が一旦揺らぐと回復は難しい。いやできない。

 

 こう思う。保護者説明会は第一報を把握してすぐ行うべきと。共通理解も想定問答も必要とは思う。しかし「一刻も早く」が優先だ。後で新しい事実が出てくることも承知の上で、それでもやるべきに思う。申し訳ないけれど事実が出るたびに報告し、集まっていただくことになるけれど。その度に頭を下げることになるけれど。勇み足は後手よりも絶対マシだ。

 

 今もどこかで何がしか起こっている。発生から説明会までの時間がその学校の立ち直りの時間と比例する。この案件あまりに遅い。

 

 暗いニュースをサッカーが吹き飛ばしてくれるだろう。