おっと!ICT教育③

こんなこともできました!

 

 子どもたちは大人より端末の習得が早く、慣れています。自宅で遊んでいる高性能のゲーム機や通信を利用したその遊び方に抵抗がありません。ゲームはできるだけやらせたくない、でも学校の友だちとの話題に乗り遅れるのもかわいそうだ・・そういう嘆きの声はよく聞こえました。(あまり世に出ていないお役立ちツールがあります。次回紹介します😊)

 

オリジナル学習ゲームを作らない?

 

 ある学年に1から学習ゲームを作るように目標を定めました。当然、ここまでのプログラミングは学校だけの能力では追いつかないので、民間のゲーム会社の社長さんにお願いし、つきっきりで指導してくださいました。

 その出発点で。ゲームが作れる!と大喜びした子どもたち(その後苦労はするのですが)どんなゲームにしたいか?という問いかけから、だんだんと「排除すべき言葉」や「ゲームの中とはいえやってはならない行為」に話が及びました。もちろんそれは、担任の先生と社長さんの誘導です。そういうことを初めて自分たちでも考えてみたのだと思います。

 

これは道徳?立派な国語?

 

 たくさんの言葉や行為が出されました。ゲームをやっていて刺激的な部分にはどこか負の要素があることをわかってくれたように思います。道徳では、事例や言葉から拾うことを、ゲーム作りという協働作業を通じて最初の一歩の段階で深く掘り進めてくれたアプローチをとてもすばらしいと思いました。

 

 どうです?こんなアプローチ。学校でゲームが作れるって楽しいですよね。学校って変わる学校はこんなに変わっているはずなのですよ。

 

 後日談ですが、立派なゲームが出来ました。11月に完成する予定が、改善改善で2月になりました。「◯が発売延期されるのってこういうことか!」

 彼らが作った3つのゲームは新聞で大きく紹介されて話題になりました。