パトラッシュ❗️

 犬の話題を見つけたら思い出したことがある。

 

 最近大型犬をあまり見かけない。小型犬が多いので、ラブラドルがすれ違うと「大きいな」と感じてしまう。セントバーナードは長い間見かけていない。

 

 ドイツで日本のペットショップの話をしたら激怒する人がいた。動物虐待だ、と。ドイツも相当の愛犬国だが、そういえば犬を売る店はない。レストランでもご主人様の足元で悠然と食事が済むのを待っている。犬も紳士だ。ペットというより人間の良きパートナー。吠える犬を見たことがないし、吠える犬を飼っている人は連れてきてはいけないと当時は謎の指導があった。

 

 ドイツでは、犬を家に閉じ込めて買物に出かけたりすると罪に問われるとなれば売買を虐待と考えても仕方がない。生活してみると実感する。しかし学校で野ウサギを保護した時、友人は「美味しそう」と言った😱。ところ変われば、である。そして郷に入っては郷に従え、だ。ウサギもダチョウもカンガルーも食べた。ワニも食べたかな。なかなか手に入らない魚を焼いて訴えられたこともある。

 

 ベルギーのアントワープで日本では「フランダースの犬」が有名だという話をしたら、この街の人はかわいそうな少年を助けない冷たい人間はいない!と言われ原作へのネガティブ意見が多かった。あれあれ、国民作品だと思っていたのに。

 

 ワールドカップでいずれ戦う?ベルギーは「赤い悪魔」が異名だ。国全体にそんなイメージを持つ人は少ないだろう。チョコレートやら宝石やら小便小僧やらワッフルやら・・どちらかといえば柔らかなイメージを持つ人が多いのではないだろうか。出かけてみると決して大国とはいえないこの国が「・・悪魔」と呼ばれる理由がわかってくる。