リモート授業 

 teacherがいなくて、久しぶりにリモートで授業をした。いや、させてもらった。ここに勤め始めて英語にも若干の自信ができてきた。

 

 「新しい景色が見えた」

 

 ちょっと鼻が高い。ここのリモートは基本学校の授業を中継する方法だ。使っているのはgoogle meet。便利だが、画面の共有方法が分からず小さなホワイトボードに図を書きながら教えた。普通に書いたものは逆に映ってしまうのは経験済みだ。便利なツールはたくさんあって結局慣れなんだろうがここが使いやすい、ここは使いにくいというのがある。指導者が経験値を積むことが何より大切だ。子どもたちは不思議なくらい感覚的に操作する。

※個人的にはgoogleはオールマイティだが、そことクロムブックのコンビネーションを選択した自治体は?である。使い切れていない先生や子どもが多いように思う。

 

 昔を思い出して、ある図形を示してそこに隠れている簡単な漢字を見つけたり言葉あつめをした。古典的な授業で誰がやっても盛り上がるが、リモートでこれだけ盛り上がるとは・・。こういう授業ネタを開発した人は偉いと思う。血が騒いで、あんなことやこんなこともやってみたらどうかとteacherに提案しそうだ。

 

 それでも授業をやりながら、操作ミス(それはこちらの責任だ)や子どもたちの感ちがい操作で授業の流れが滞るのも感じた。やはり導入→補助発問→主発問→振り返り、という古いスタイルを踏襲してしまった。まず、音声に距離感がないのでうまくマイクのオンオフをしてくれないと困ったことになる。教室では遠くにいる子には遠くに届く声で話しかけたり、それだけで指導者の声の抑揚感が感じられるがzoomやmeetではどこにいても同じだ。このことはメタバースでも同じだが、遠くにいるように見えて声は届く。これは慣れが必要だ。「聞こえません!」と子どもたちが言い続けると指導者はひとり大声で怒鳴り続けることになる。だいたいこういうことは子どもたちがゲームで慣れているのだ。

 

 負けていられない、というより早く追いつきたい。友だちとスマホやゲーム上で遊ぶ世代の人たちである。Z世代ならぬ何と呼ばれるのだろう。でも久しぶりに授業で血をたぎらせてくれた子どもたちとチャンスをくれた学校に感謝したい。