2023年にやりたいこと

特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと

新しい学校

 2022年はライフチェンジを成し遂げられた年だった。今までの仕事から一歩離れてみると課題もたくさん見えてきた。

 

 自分自身、教育者の道を歩み始めた時これでいいのかともがいたものだが、生活が落ち着くにつれて家族を守るために働く意識も強くなる。学校が依然「ブラック」と言われるのは仕事に際限がないからだ。

 そして子どもたちの可能性が無限だからだ。伸ばせるものならもっと伸ばしてやりたい、という教育者の性のようなものが「気がついたら○時・・」という仕事ぶりを生む。それはまだいい方で、生活指導場も問題の処理や保護者との揉め事の解決など不毛に近い話し合いなどは明らかに互いの生命力を削ぐ。これはいくらPCを入れて事務的な業務が簡略化されても解決できない。部活動の地域移行などと言われているが、部活動があるから教師の道を選んだのにという先生も少なくない。また業務改善という言葉だけで学校の「ブラック」は絶対解決しない。意識改革と技術革新を同時に進めることが少なくとも前に進む道だ。

 

 ただ困った問題は、そういう窮屈になりきった学校からはみ出した児童・生徒が増えているということだ。これは当たり前かもしれない。教師にとって面白くない学校は子どもにとっても面白いはずがない。これまでもアイデアの大切さと、それを具現化する難しさ・・でも力を合わせて実現できた時の達成感は悔い返し述べてきた。実現は簡単ではないが不可能でもない!

 

 2023年は、そんな学校からはみ出してしまった子どもたちにまず行き先を創ってやりたい。現実に学校を建設するには多額の費用がかかる。個人の力では及ばない。しかし仮想空間なら可能だ。個人でもできる範囲ではあるがこれは自治体もしくは県や国の仕事だと思う。行政の手順は確かだが遅いのでまず自分がやる。

 

 これは先生方の働き方改革にもつながる。学校に行けなくなった子どもたちも最高水準だが、精神疾患を抱えてしまった先生たちも最多なのだ。実際ここ何年かで数人接してきた。そういう人ももしかしてもう一度働けるのではないか?いや、もっと妄想すると、ずっと病気治療中の子どもやリハビリ中の子どもが登校できるのではないか・・歩いたり走ったり、たとえそれが擬似体験でもできるのではないか!!

 

 一足飛びにはいかないだろうがそんな学校、新しい学校を創りたい。単に夢だろうか?