おっと!ICT教育⑩:小学生のプログラミング

 やはりICT教育は関心が高い。たぶんプログラミングといえばもっと食いつきが・・「必修」という言葉が親にも学校にも重くのしかかっていたが、コロナで少し吹きとんだ。

 

 プログラミング教室があちこちにできて、教材がネットでも手に入る。完全に民間が先行した。当然だろう。今、就職・転職サイトでもITエンジニアの給料は破格だ。極めれば腕一本で生きていけるようなそういう気もする。でもきっと厳しい世界なのだろう。

 

 教科書にもプログラミングを意識したページができた。でも考え方だけではなくやはり教えるためにモノがほしい。モノを動かせたり飛ばしたり、それができれば子どもたちも喜ぶ。そうして探し出したのが段ボールロボット「Mbot」だ。

 

 これは前にも書いたので、学習の様子は省略するが入門編にも応用編にも対応するとても優れた教材だ。優れたユースウエアは使い易く目標も明確だ。動かしてみたい、音を鳴らしてみたい、強い動機が子どもたちを動かす。

 

 優れた教材で子どものやる気スイッチを入れ、適切な目標を掲げてやると少々のことは力を合わせて乗りこえる。それが子どものエネルギーだ。しかも協働学習に慣れているとその力は凄まじい。プログラムってこう書いてこうやるんだよ、と教えなくても単元が終わったら自然と身についている。そして次もやれる。次の目標を自分で探し出す。これは体験談だ。

 

 みんなで知恵を出し合う問題解決(I.Y)

 

    プログラミングを含めて日本の教育が求める姿を端的に示した言葉である。これ以上シンプルなものを私は知らない。

 日本の教育現場に求められるものは多い。でも正直これ以上増やしてほしくはない。