ブログから学んだこと①

 多くのことを先輩たちのブログから学べている。これは想像以上の喜びだ。中でも書き手の体験がベースのものは真に迫る。

 ふ登校のお子さんを抱える方の声、適応障害に苦しむ方の声・・

 人の視点でものを考える、というのは、ずっと心がけてきたことだけれど、はてなブログから多様な擬似体験をさせていただくとまだまだ深掘りができていないと反省させられる。だからこそ感謝したいしこれからも読み続けたい。

 

 その中で自分がこれからやろうとしていること、「ふ登校」について。

 

 児童虐待防止法により学校などに「通報」義務が課せられ、ふ登校についても概ね一ヶ月本人の「現認」がないと虐待と見なされる。万が一のことがあってはならないが、無理に会おうとしても会えないし、そのことが過剰な登校刺激となりご家族の負担にもなる。よくわかる。友だちが見かけたとか、電話に出てくれたことで「現認」とする学校もあれば、直接顔を見ないとだめだ、という学校もある。法律ができても運用に温度差ができてしまうのも常だ。

 

 私はご家族の負担を考えてご家族の報告だけでよしとした。そこには学校と家庭の全幅の信頼が必要だった。単なる「あのお家なら大丈夫」というだけではなく、いざという時には遠慮なくhelpを出してくださいという絶対の約束と、何かあれば責任を学校が負うという校長の覚悟がいる。言うは易し、だが緊張感は半端ない。しかも大きな学校で複数の事案を抱えるとなると身体はいくつあっても足りない。これが学校の視点だ。

 

 家族の覚悟と学校の覚悟。学校が先だろう。学校がしっかり説明して覚悟を示し、本人ないしご家庭がついてきてくれたらしめたものだ。しかし実際は・・・。

 

 学びの場は学校だけではない。その選択肢を一つ増やそうと頑張っているが、今なおなかなか生みの苦しみだ。そして考えられるリスクも多々あって、踏み出す前に100%それを除去することは不可能だ。そこには49対51で決断して突破する熱意と胆力が必要だろう。しかし今、結構これまでの自分の人生を振り返っても心から実現したいことに向かって燃えられている!

 

 ふ登校に苦しむご家族の方。ふ登校になった原因は人それぞれであることでしょう。これからは「選択登校」という言葉が広がり、学校に行かない選択をすることもやがて認められていくでしょう。人はどこかで不適応を起こすリスクを誰もが持っていると思います。ならば義務教育や中等教育の段階で、それが見つかったこと、あるいは行動として「help」を出したということだから、お子さんをむしろ誉めるべきです。まだまだ支援の方法があります。学校も関連施設もきっと支援をしてくれます。自分の気持ちを言いたくても言えない子どもたちがいないかどうか見てやりましょう。今は通り越しても、成人して大学生や社会人になってから周囲に適応できなくなって、1人ぼっちで苦しんでいる人のなんと多いことか。

 

 だからまだ間に合う。いろいろな方法を試しましょう!勇気を持って。