Rのつく月
ドイツ語でRがつく月は貝が美味しい。あれはムール貝だと思うが、日本で売っているものより一回り大きくバケツで出てくる。あ、もちろんレストランでのこと。
お酒、ビールやワインのあてにも良い。食べ方を教わったらはじめの1個を食べたら、その殻で次のものをはさんで食べのがスタイルだ。そうムシュルと言ったか、思い出した。秋から冬の風物詩。
ドイツは8月には長袖を着て、今の時期だと出勤の時刻は綺麗な月が真上に見える。10時ごろまで真っ暗だ。寒い国で食べる、飲むは欠かせない楽しみに違いない。
ところが最近ドイツに行った息子が物価の高さに驚いていた。ビールより水が高い国だ。オイロが高いというよりものの値段そのものが上がっている。
合理的?な思考のドイツ人は、食べ物でも付加価値税がかかるものとかからないものがある。チョコレートはかからないがケーキにはかかる、といった具合だ。説明をしてもらうけれどよくわからない。税金はともかくこうも物価が上がっていたら冬場の楽しみが減ってさぞかし知人も困っているだろう。
言葉でも税金と同じようなことがある。ドイツ語は名詞にも男性女性中性とある。覚えるほかはないけれど、携帯電話のような新しいツールは誰が(どこが)男性女性中性を決めるのか?面白くて楽しい。男性といったら男性なんだ!とかいう声が聞こえてきそうだ。
気難しいところはあってもドイツは私にとって父の国。日本とドイツ、両親が揃っているのは幸せに思う。