教員免許考

 みなさん こんにちは。 今週の貴重な晴れ間のようです。三寒四温、だんだん春になりますね。

 学校は卒業の季節。マスクの話、入場者の話 ・・ 小さいようで大問題。どの学校もひとつひとつ乗り越えての感動的な式になりますように。

 

 先生が休みに入られて、その代替が見つからない!と各地で大騒ぎしていました。ちょっとは落ち着いたのかな?と思いきや、びっくりするほどの大先生が教壇に立たれていたり、なりふりかまわぬ姿勢が見えました。免許・免許、免許さえあれば!!

 

 同じような局面で苦労したことがあります。今のような全国的な傾向ではなかったですが、年度途中から急に休みに入られた先生の代替が長期間見当たらず、校内でシフトを組んで凌いでいたのですが、さすがに長期間に及んだので校長先生を差し置いて(すみません💦)ペーパードライバーならぬペーパーティーチャを見つけてきました。教壇に立った経験はないのですが宿泊行事などで子どもたちを指導するのを生業としていた若者なので、自信を持って無理をお願いしました。

 

 長期間担任が不在になると、子どもたちは「どうせ自分たちは・・」と先生不信に陥りがちです。いくら多くの先生が関わろうといくら年齢が小さかろうとこれは全国共通の傾向だと思います。

 

 さて若者が教壇に立つと、瞬く間にクラスは落ち着きました。さすが宿泊行事の指導者だけあって話の聞かせ方が抜群に上手かったのです。彼の指示はただ1つ「人の話は黙って聞く」。そして、こちらの話を聞かせる時も、目を見て黙って聞かせること。教科を教えたことがなくても何とかなるものです。

 

 子どもたちの前には立ったことがあるとはいえ、テントを立てる指示や火を起こす指導ばかりだった彼は内心ヒヤヒヤだったと言います。しかし、期間1ヶ月くらいではありましたが立派に子どもたちを次の学年に送ってくれました。

 

 教員免許とは何ぞや。免許を持っていても教え方がなっていない人は少なくありません!逆に、教員としての虚育は受けていなくても子どもの心に響く声を持つ人はたくさんいます。

 

 「免許」にこだわらずに「人」を見つける。そういう努力の方向になればいいなと思います。